国の自立
現在、自立している国がいくつあるのでしょうか。
私が思う自立国家という概念は自国の方向性を自国で決定できるかどうかという事だと思っています。
この様に書きますと大国のみが自立国家と思われがちですがはたしてそうでしょうか?
たしかに大国となりますと何をするにも選択肢がありそれを決める事ができるでしょう。
しかしそれは本当に自分の意思で決定したと言い切れるでしょうか?
しかし大国が自国の方向性を自国の意思で決定できるという自立国家としては限りなく近いというのは間違いないと思います。
そして中堅、小国はどうでしょうか?
現実的にその規模から同盟国の要望や大国の動きによって自国の方向性を決定せざるを得ない状況は仕方がない事だと思います。
現在の我が雑賀衆もそう言えるでしょう。
しかし自国の方向性を他国に委ねてしまってもよいのでしょうか。
連合、同盟国である以上は自国の意見だけを突きつけるわけにもいけません。
だからと言って相手の条件を全てを受け入れる事が正しいのでしょうか?
相手の条件を全て受け入れるのは自立国家でないでしょう。
その条件は受け入れるがこの条件は受け入れてもらいたい。
これが自立国家、独立国家の形ではないでしょうか。
中堅小国家は大国の様な自由な方向性は無理でしょうが中堅小国家としての最低限の意思表示が出来るかどうかで自立国家としての存在感があるかどうかを他国へのアピールにもなるでしょう。
雑賀衆にはそういう国家への変貌を期待しております。
そして雑賀郷の賑わいが戻る日を。